■ 酸化と還元
陶器を焼く場合(本焼き)に凡そ2つの方法があります 酸化焼成と還元焼成と呼ばれています。
酸化焼成は十分に酸素を供給し完全燃焼させて仕上げる方法で還元焼成は火を入れて途中までは酸化と同じで950度位から酸素を絞り不完全燃焼させながら温度を規定値まで上げます、私の場合は炎が
10センチ位でる様に調整しています 多分弱還元と思います
酸化と還元では出来具合全く違ってできますし還元の場合は毎回同じようにはできませんね、、私は




■ 磁器と陶器の違い
陶器と磁器の違いは材料にあります、他の要素で形成や焼成とか多少の違いはあっても基本的には
・陶器の材料:粘土(土)で光が透けない
・磁器の材料:石(陶石)で光が透けて見えるの違いです。

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■ 萩焼き
陶器の産地の一つで、山口県の萩市及び長門市周辺で作れていまして粘土は大道土を使っています。私はこの地で修行させて頂きました 萩焼の特徴は質素で派手なものはないようでが。控えめの器ですがとても味のある陶器と思います

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■ 九州焼き物産地
九州全の産地の知識は有りませんが私の知るところでは
有田焼    磁器 佐賀
伊万里焼  磁器  〃
唐津焼    陶器  〃
波佐見焼  磁器 長崎
小石原焼  陶器 福岡
小鹿田焼  陶器 大分
薩摩焼    陶器 鹿児島
壺屋焼    陶器 沖縄
以上が私が訪問したことが有る産地です、その中で鹿児島の薩摩焼の里美山はとてもきれいな所だった記憶があります。

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■ 陶器の産地
日本各地に大小色んな陶器の産地があります、古くから伝統を守って現在まで継承している産地や近代に生まれた産地とか色々でがその地域独特の焼き物を算出しています、違いは主にそこで取れる粘土に由来しています、他の要素もあるようでがほとんどが粘土(土)の違いです。土台となる粘土があるかが重要な要素と言えると思います 又、磁器での陶石の産地は以前は有田の泉山から取れた様ですが資源がほぼ枯渇して、今は天草で採取されたのを使っている様です 原材料が近場に有るかが重要な要素ですね